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特集 脳卒中後の上肢機能障害に対するリハビリテーション治療
6 促通反復療法と併用療法—最近の知見
Repetitive Facilitative Exercise with Combination Therapies : Recent Developments
河村 健太郎
1
,
衛藤 誠二
1
Kentaro Kawamura
1
,
Seiji Etoh
1
1鹿児島大学大学院医歯学総合研究科運動修復学講座リハビリテーション医学
キーワード:
促通反復療法
,
神経筋電気刺激
,
振動刺激痙縮抑制法
,
経頭蓋磁気刺激
,
訓練ロボット
Keyword:
促通反復療法
,
神経筋電気刺激
,
振動刺激痙縮抑制法
,
経頭蓋磁気刺激
,
訓練ロボット
pp.804-809
発行日 2020年9月18日
Published Date 2020/9/18
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 促通反復療法は,伸張反射や皮膚筋反射を利用した促通手技によって,意図した運動をより容易に実現し,その運動を集中反復することで,特に共同運動からの分離運動を促進し,効率よく片麻痺の回復を図る治療法である.患者にとって必要な促通パターンを選択して用いることで,麻痺した上肢や手指を無理なく自分の思い通りに動かせるようにして,日常生活の中で使うように促す.さらに,その促通効果を高めるために,麻痺肢の痙縮の程度や麻痺の重症度に応じて,神経筋電気刺激や振動刺激痙縮抑制法,経頭蓋磁気刺激,近年開発された訓練用ロボットと併用することで高い効果が期待できる.
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