JARM NEWS【REPORT】
日本障がい者スポーツ学会/日本腎臓リハビリテーション学会学術集会
伊藤 倫之
1,2
,
原田 卓
3
1田辺記念病院リハビリテーション科
2京都府立医科大学大学院リハビリテーション医学
3東北大学大学院医学系研究科内部障害学分野
pp.574
発行日 2020年6月18日
Published Date 2020/6/18
- 販売していません
- 文献概要
日本障がい者スポーツ学会は,日本車椅子スポーツ研究会を前身とし,2002年日本障害者スポーツ研究会に,2008年日本障害者スポーツ学会に名称を改めて行われています.この学会は,医師,理学療法士や義肢装具士をはじめ障がい者スポーツにかかわる多職種が参加して行われ,今年は,第29回大会が2月15日(土),16日(日)の2日間,西九州大学の大川裕行会長のもと佐賀市での開催となりました.
今年は143名の参加者を得て,初めに和歌山県立医科大学の上條義一郎先生による特別講演が行われました.体温調節を専門にされて,現在日本パラ陸上競技連盟の強化委員会において体温調節のアドバイザーとして活躍されている上條先生からは,障がい者スポーツにおいて体温調節対策がいかに重要かについて講演がされました.午後は2会場に分かれ,一般演題が24演題,アットホームな雰囲気の中で討論がなされました.2日目も12の一般演題発表がされ,市民フォーラムが「佐賀県におけるパラスポーツ振興活動報告」のタイトルで2023年に行われる全国障害者スポーツ大会に向けての佐賀県の取り組みが紹介されました.
Copyright © 2020, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.