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特集 東京2020パラリンピックとリハビリテーション医療のこれから
4 障がい者スポーツのクラス分けへの医師のかかわり方とその重要性
Important Contribution of Doctors to the Classification for the Parasports
小林 章郎
1
Akio Kobayashi
1
1医療法人社団松下会白庭病院
キーワード:
障がい者スポーツ
,
クラス分け
,
Medical Diagnostics Form
,
intentional misrepresentation
,
故意の不実告知
Keyword:
障がい者スポーツ
,
クラス分け
,
Medical Diagnostics Form
,
intentional misrepresentation
,
故意の不実告知
pp.501-505
発行日 2020年6月18日
Published Date 2020/6/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 障害者の競技スポーツには,impairmentの内容・程度を判定し公平に競えるようクラス分けというシステムが存在する.パラリンピックに出場するために国際パラリンピック委員会公認のクラス分けを受ける必要があり,その準備としてクラス分けに精通した担当医がMedical Diagnostics Form(診断書)を書かなければならず,詳細な病歴・現症・画像資料が求められる.さらに,クラス分けが完了するまでに障害を客観的に証明する筋電図やMRIなどの追加検査を行う場合があり,医師の関与・判断がきわめて重要である.また今後,クラス分けの根拠となるevidenceを構築するため医科学的アプローチが欠かせない.
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