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教育講座
骨格筋疾患(筋障害)としてのサルコペニアの定義と診断—EWGSOP2とAWGS 2019を中心に
Definition and Diagnosis of Sarcopenia as a Skeletal Muscle Disease : Based on EWGSOP2 and AWGS 2019
吉村 芳弘
1
,
田中 智香
2
,
齊藤 智子
2
Yoshihiro Yoshimura
1
,
Chika Tanaka
2
,
Satoko Saito
2
1熊本リハビリテーション病院サルコペニア・低栄養研究センター
2熊本リハビリテーション病院
キーワード:
サルコペニア
,
診断基準
,
AWGS 2019
,
EWGSOP2
,
SARC-F
Keyword:
サルコペニア
,
診断基準
,
AWGS 2019
,
EWGSOP2
,
SARC-F
pp.439-448
発行日 2020年5月18日
Published Date 2020/5/18
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- 参考文献 Reference
はじめに
サルコペニアは,転倒・骨折,身体機能低下,嚥下障害,認知機能低下,死亡などの健康障害のリスクが高まった進行性かつ全身性の骨格筋疾患と定義されている.元来,サルコペニアは筋肉量の喪失を意味していたが,健康障害の予測には筋肉量単独よりも筋力や身体機能を組み合わせたほうが優れていることが明らかになってきた.本稿ではサルコペニアの定義・診断の変遷と現状について,欧州とアジアのサルコペニアワーキンググループの最新論文をもとに紹介する.
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