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特集 がんロコモ
7 がんロコモのこれから
Future of Locomotive Syndrome in Cancer Patients
大江 隆史
1,2
Takashi Ohe
1,2
1NTT東日本関東病院
2ロコモチャレンジ!推進協議会
キーワード:
ロコモティブシンドローム
,
ロコモ度テスト
,
ロコモ25
,
フレイル
,
診療報酬改定
Keyword:
ロコモティブシンドローム
,
ロコモ度テスト
,
ロコモ25
,
フレイル
,
診療報酬改定
pp.324-328
発行日 2020年4月17日
Published Date 2020/4/17
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- 参考文献 Reference
要旨
①ロコモが人生の長期にわたって移動機能をみていくという視点に立ちがんロコモをみると,「がんサバイバー」の成長のすべての過程において骨密度や骨強度の問題,がんの治療によって運動ができなかったことによる筋量や筋力減少の問題などについて研究と対策が必要であろう.
②ロコモ度テストは,移動機能の低下をその初期の段階から軽度,中等度,高度な段階まで広く判別することができ,がんロコモの判別にとってもきわめて有用である.
③2020年度の改訂は,骨の手術の看護必要度の期間が11日に延長されたことにより,がんロコモの手術を行う病院にとって,きわめて強い追い風になる.経済的基盤に基づいた医療こそ,継続も普及もできる.
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