Japanese
English
特集 ロコモティブシンドローム臨床判断値に基づいた整形外科診療
がん患者におけるロコモ度評価
Assessment of Locomotive Syndrome in Cancer Patients
古矢 丈雄
1
,
佐藤 雅
1
,
志賀 康浩
1
,
穂積 崇史
1
,
弓手 惇史
1
,
大鳥 精司
1
Takeo FURUYA
1
,
Masashi SATO
1
,
Yasuhiro SHIGA
1
,
Takashi HOZUMI
1
,
Atsushi YUNDE
1
,
Seiji OHTORI
1
1千葉大学大学院医学研究院整形外科学
1Department of Orthopaedic Surgery, Graduate School of Medicine, Chiba University
キーワード:
ロコモティブシンドローム
,
locomotive syndrome
,
ロコモ度テスト
,
Locomo test
,
がん
,
cancer
Keyword:
ロコモティブシンドローム
,
locomotive syndrome
,
ロコモ度テスト
,
Locomo test
,
がん
,
cancer
pp.171-176
発行日 2022年2月25日
Published Date 2022/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202257
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がん患者の増加により,一般整形外科医にとってもがんの治療歴のある患者や治療中のがん患者の運動器の諸問題について診療する機会が多くなっている.がん患者の移動機能を評価する目的で,外来通院中のがん患者に対しロコモ度テストを施行した.がん患者群は2ステップテスト,立ち上がりテスト,ロコモ25のいずれも非がんコントロール群に比較し移動機能が低下しているという結果であった.ロコモ度判定ではロコモ度2を示した患者の割合はがん患者群では51%,非がんコントロール群では13%と,たとえ通院治療レベルであってもがん患者はロコモティブシンドロームの割合が高いことが明らかとなった.
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