Japanese
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特集 先行施設に学ぶ骨転移キャンサーボードの上手な進め方
はじめに
Foreword
江島 泰生
1
,
山口 崇
2
Yasuo Ejima
1
,
Takashi Yamaguchi
2
1獨協医科大学病院 放射線治療センター
2神戸大学医学部附属病院 緩和支持治療科
1Radiation Oncology Center Dokkyo Medical University Hosiptal
2Department of Palliative Medicine Kobe University Hospital
キーワード:
骨転移
,
キャンサーボード
,
緩和的放射線治療
Keyword:
骨転移
,
キャンサーボード
,
緩和的放射線治療
pp.339-340
発行日 2022年4月10日
Published Date 2022/4/10
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000001903
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- Abstract 文献概要
骨転移は,痛み,骨折,神経圧迫などを伴い,がん患者のquality of life(QOL)やactivities of daily living(ADL)を損なう大きな要因の一つである。骨転移では,しばしば緊急かつ集学的な対処が必要な症例があり,またリハビリテーションや自宅療養に向けての支援など,各診療科・職種の円滑な協力が必要である。このような連携を強化するために骨転移キャンサーボードが有用であり,連携の強化によって情報・思考・方針が共有化され,診療が円滑になり,治療の適正化が期待できる。また,骨転移診療に対する意識の向上により,見落としの減少,早期発見につながる。さらに,教育・研究上のメリットもあり,知識・経験の共有はスタッフの育成に有用であり,症例集積をすることで診療面・学術面における発展にもつながることが期待できる。
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