Japanese
English
特集 再生医療最前線—リハビリテーション医療への応用—
7 脊髄損傷に対する再生医療とリハビリテーションの重要性
Significance of Regenerative Medicine and Rehabilitation for Spinal Cord Injury
名越 慈人
1
,
辻 収彦
1
,
岡野 栄之
1
,
中村 雅也
1
Narihito Nagoshi
1
,
Osahiko Tsuji
1
,
Hideyuki Okano
1
,
Masaya Nakamura
1
1慶應義塾大学医学部整形外科学教室
キーワード:
脊髄損傷
,
iPS細胞
,
リハビリテーション
Keyword:
脊髄損傷
,
iPS細胞
,
リハビリテーション
pp.706-710
発行日 2019年9月18日
Published Date 2019/9/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 これまでわれわれは,前臨床試験として損傷脊髄に神経前駆細胞を移植し,有効な運動機能の回復が得られることを報告してきた.特に,損傷慢性期における細胞移植では,機能再建をめざしたリハビリテーションを組み合わせることにより,宿主との神経回路が構築されて機能が改善することが明らかになっている.すでにiPS細胞を用いたfirst in manの臨床研究が準備段階にあり,将来的には慢性期脊髄損傷患者に対するリハビリテーションとの複合治療を確立していきたい.
Copyright © 2019, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.