増大特集 革新脳と関連プロジェクトから見えてきた新しい脳科学
Ⅱ.脳機能マッピングのための新規技術開発
Chemogenetics(DREADD)を用いた脊髄損傷の再生研究
河合 桃太郎
1
,
北川 剛裕
1
,
吾郷 健太郎
1
,
名越 慈人
1
,
岡野 栄之
2,3
,
中村 雅也
1
Kawai Momotaro
1
,
Kitagawa Takahiro
1
,
Ago Kentaro
1
,
Nagoshi Narihito
1
,
Okano Hideyuki
2,3
,
Nakamura Masaya
1
1慶應義塾大学医学部整形外科学教室
2慶應義塾大学医学部生理学教室
3理化学研究所脳神経科学研究センターマーモセット神経構造研究チーム
キーワード:
脊髄損傷
,
ヒトiPS細胞由来神経幹/前駆細胞
,
脊髄再生医療
,
DREADD
,
chemogenetics
Keyword:
脊髄損傷
,
ヒトiPS細胞由来神経幹/前駆細胞
,
脊髄再生医療
,
DREADD
,
chemogenetics
pp.450-451
発行日 2022年10月15日
Published Date 2022/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201578
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治療が困難と考えられてきた脊髄損傷に対する新たな治療法として,筆者らはヒトiPS細胞由来神経幹/前駆細胞移植療法の実現に取り組んできた。そして,治療効果の更なる改善や,背景にあるメカニズムの解明を目指して,細胞移植療法とchemogeneticsの手法を組み合わせた基礎研究を行ってきた。これらの研究は,臨床応用が開始となっている細胞移植療法の発展のための新たな基盤として期待されている。
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