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特集 再生医療最前線—リハビリテーション医療への応用—
3 間葉系幹細胞を用いた膝軟骨再生治療
Repair of Knee Chondral Lesions Using Mesenchymal Stem Cells
宮﨑 亮
1
,
下村 和範
1
,
中村 憲正
1,2
Ryo Miyazaki
1
,
Kazunori Shimomura
1
,
Norimasa Nakamura
1,2
1大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学(整形外科)
2大阪保健医療大学スポーツ医科学研究所
キーワード:
関節軟骨損傷
,
軟骨再生
,
間葉系幹細胞
Keyword:
関節軟骨損傷
,
軟骨再生
,
間葉系幹細胞
pp.690-693
発行日 2019年9月18日
Published Date 2019/9/18
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- 参考文献 Reference
要旨 関節軟骨は自己治癒能力が低く,関節軟骨損傷の治療はいまだ困難である.損傷を放置すると高率に変形性関節症へ至ることが知られている.1994年に自家軟骨細胞移植術が臨床応用されて以来,徐々に軟骨再生治療が行われるようになってきた.近年,間葉系幹細胞による軟骨再生医療が注目を浴びている.間葉系幹細胞はさまざまな組織から分離・培養可能であり,軟骨をはじめとするさまざまな組織への分化が可能である.さらに,採取が容易なのに加え,年齢による差が少ないことから,臨床でも使用されるようになってきた.本論文では,間葉系幹細胞を用いた軟骨再生治療を紹介するとともに,われわれが独自に開発した手法も交え解説する.
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