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特集 脊髄損傷に対するリハビリテーション医療—実践と挑戦—
6 脊髄損傷患者に対する自家骨髄間葉系幹細胞移植とリハビリテーション治療
Infusion of Mesenchymal Stem Cells and Rehabilitation Medicine for Spinal Cord Injury Patients
森田 智慶
1
,
佐々木 祐典
2
,
本望 修
2
,
山下 敏彦
1
Tomonori Morita
1
,
Masanori Sasaki
2
,
Osamu Honmou
2
,
Toshihiko Yamashita
1
1札幌医科大学医学部整形外科学講座
2札幌医科大学医学部附属フロンティア医学研究所神経再生医療学部門
キーワード:
脊髄損傷
,
間葉系幹細胞
,
移植
,
再生医療
,
リハビリテーション医療
Keyword:
脊髄損傷
,
間葉系幹細胞
,
移植
,
再生医療
,
リハビリテーション医療
pp.552-554
発行日 2019年7月18日
Published Date 2019/7/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 われわれは,骨髄間葉系幹細胞(MSC)を用いて脊髄損傷動物モデルに対する多くの基礎研究を行い,良好な成績を得ている.メカニズムとしては,静脈内投与したMSCが損傷部へ集積し,神経保護作用や血管新生,血液脊髄関門の安定化,再有髄化作用,sproutingなどが協奏的に発現することを確認している.これらの結果に則り,脊髄損傷患者に対するMSC静脈投与の医師主導治験を薬機法下で展開し,2018年12月に厚生労働省から「条件及び期限付承認」を取得した.また,われわれのMSC移植と運動負荷の関連に関する研究から,リハビリテーション治療そのものが神経可塑性を強く亢進するということを報告しており,今後の研究の展開が期待される.
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