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特集 脊髄損傷に対するリハビリテーション医療—実践と挑戦—
5 脊髄損傷リハビリテーション医療における疼痛管理の実際
The Strategy of Pain Management for the Individuals with Spinal Cord Injury
松本 聡子
1
,
須田 浩太
1
,
小松 幹
1
,
大西 貴士
1
,
渡辺 堯仁
1
,
飛鳥井 光
1
,
東條 泰明
1
,
宇都宮 祥弘
1
,
三浪 明男
1
Satoko Matsumoto Harmon
1
,
Kota Suda
1
,
Miki Komatsu
1
,
Takashi Onishi
1
,
Takamasa Watanabe
1
,
Mitsuru Asukai
1
,
Yasuaki Tojo
1
,
Yoshihiro Utsunomiya
1
,
Akio Minami
1
1北海道せき損センター
キーワード:
脊髄損傷
,
神経障害性疼痛
,
筋・骨格痛
,
内臓痛
,
慢性痛
Keyword:
脊髄損傷
,
神経障害性疼痛
,
筋・骨格痛
,
内臓痛
,
慢性痛
pp.547-551
発行日 2019年7月18日
Published Date 2019/7/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 多くの脊髄損傷患者が疼痛に苦しみ,疼痛は生活の質(QOL)やリハビリテーション治療の帰結に大きな影響を与える.脊髄損傷後の疼痛は,筋・骨格痛,内臓痛,神経障害性疼痛に分類され,それぞれ治療戦略が異なるため評価と診断が重要である.筋・骨格痛には初期にはNSAIDsやときに筋弛緩薬を投与する.内臓痛は,痛みの原因となっている疾患の鑑別が重要である.神経障害性疼痛は複雑化・遷延化が特徴であり,薬物治療のみならず心理・社会面からのアプローチを含む包括的治療が大切である.
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