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特集 運動失調とリハビリテーション医学
6 感覚性運動失調に対するリハビリテーションアプローチ
Rehabilitation Approach to Sensory Ataxia
河島 則天
1
Noritaka Kawashima
1
1国立障害者リハビリテーションセンター研究所運動機能系障害研究部神経筋機能障害研究室
キーワード:
運動失調
,
感覚フィードバック
,
過剰出力
Keyword:
運動失調
,
感覚フィードバック
,
過剰出力
pp.110-115
発行日 2019年2月18日
Published Date 2019/2/18
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 巧みでしなやかな身体運動は,身体を構成する数多くの関節や骨格筋が協調的に働くことで実現される.感覚性運動失調は,感覚入力の欠落に起因する協調運動障害であり,病態の理解には運動制御における感覚情報の役割についての理解が必要不可欠である.本稿では,運動制御における感覚フィードバックの役割とその欠落によって生じる運動制御の破綻のメカニズムを中心に概説し,感覚性運動失調に対するリハビリテーションアプローチを組み立てるうえでの視点・手がかりを得ることに主眼を置く.
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