境界領域/知っておきたい
リハビリテーション治療におけるボツリヌス療法
羽田 拓也
1
,
安保 雅博
1
Takuya HADA
1
,
Masahiro ABO
1
1東京慈恵会医科大学リハビリテーション科
キーワード:
痙縮
,
spasticity
,
A型ボツリヌス毒素
,
botulinum toxin type A
,
リハビリテーション治療
,
rehabilitation therapy
Keyword:
痙縮
,
spasticity
,
A型ボツリヌス毒素
,
botulinum toxin type A
,
リハビリテーション治療
,
rehabilitation therapy
pp.939-943
発行日 2019年9月25日
Published Date 2019/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201468
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痙縮の治療にボツリヌス療法を組み合わせたリハビリテーション治療は大変有用である.施注前から四肢の痙縮と動作の評価を行い,治療目標を設定し,投与筋や投与量を決定する必要がある.また,麻痺の改善を目指す場合,ボツリヌス療法はあくまでもリハビリテーション治療の効果を高める「プレコンディショニング」であることを患者に伝える必要がある.リハ治療は痙縮を呈する筋のストレッチが中心になるが,患肢の機能に応じて粗大運動や巧緻運動を取り入れる必要がある.
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