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特集 歩行障害とリハビリテーション医学・医療
6 歩行障害のリハビリテーション治療—神経筋電気刺激装置
Gait Training with Neuromuscular Electrical Stimulation for Post-stroke Patients
松元 秀次
1
,
小林 美香
1
Shuji Matsumoto
1
,
Mika Kobayashi
1
1日本医科大学大学院医学研究科リハビリテーション学分野
キーワード:
神経筋電気刺激
,
機能的電気刺激
,
治療的電気刺激
,
脳卒中
,
歩行障害
Keyword:
神経筋電気刺激
,
機能的電気刺激
,
治療的電気刺激
,
脳卒中
,
歩行障害
pp.751-756
発行日 2018年9月18日
Published Date 2018/9/18
- 販売していません
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- 参考文献 Reference
要旨 電気刺激は,治療的電気刺激(TES)と機能的電気刺激(FES)に大きく分類される.神経筋電気刺激(NMES)はTESに含まれ,運動機能障害に対して神経支配筋の筋収縮を目的とした電気刺激を指す.電気刺激装置には,TES・FESの両方のモード設定ができるものがあるため,医療承認機器の名称も含めて十分理解しておく必要がある.中枢神経障害による麻痺や痙縮の改善,末梢神経損傷による神経原性筋萎縮などがNMESの適応であり,いずれにしても運動療法を併用することで治療効果を促進することができる.機器の特徴を知っていれば,下肢機能回復を図る電気刺激療法として,また歩行障害に対する電気刺激療法として装具の代行効果だけでなく,運動機能改善効果が期待できる.
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