Japanese
English
特集 運動療法の可能性
8 高齢者(認知症の予防)
Prevention of Dementia
朝田 隆
1
Takashi Asada
1
1東京医科歯科大学脳統合機能研究センター
キーワード:
認知症
,
アルツハイマー病
,
運動
,
疫学研究
,
メカニズム
Keyword:
認知症
,
アルツハイマー病
,
運動
,
疫学研究
,
メカニズム
pp.224-226
発行日 2018年3月16日
Published Date 2018/3/16
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 高齢化社会の進行とともに認知症,特にアルツハイマー病(AD)の問題がクローズアップされる.特に,近年その予防が注目されるようになり,多くの研究報告がなされている.これまでの認知症予防法研究において,最大のエビデンスをもつものが運動の習慣であり,特に有酸素運動の効果が強調されてきた.また,最近ではその効果のメカニズムについても示されつつある.こうしたところから,2018年初頭にアメリカから軽度認知障害(MCI)についての新たなガイドラインが示され,規則的な運動を週に2回程度,6カ月以上にわたって続ければ有効とする良質な報告が相当数存在するとも強調されている.
Copyright © 2018, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.