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特集 小児の運動器障害とリハビリテーション医学
1 小児の運動器—運動器検診の概念と目的
Musculoskeletal System of Children : Concept and Purpose of Musculoskeletal Medical Check-up at School
髙橋 敏明
1
,
内尾 祐司
2
,
武藤 芳照
3,4
Toshiaki Takahashi
1
,
Yuji Uchio
2
,
Yoshiteru Muto
3,4
1愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センター
2島根大学医学部整形外科学
3東京大学
4東京健康リハビリテーション総合研究所
キーワード:
運動器検診
,
学校
,
障害予防
,
保健調査票
Keyword:
運動器検診
,
学校
,
障害予防
,
保健調査票
pp.4-8
発行日 2018年1月18日
Published Date 2018/1/18
- 販売していません
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- 参考文献 Reference
要旨 学校健診の法制化による整形外科領域での実施は,昭和54(1979)年度から施行された側弯症に続き,平成28(2016)年度から腰や四肢の運動器検診が追加された.児童生徒人口の減少にもかかわらず,スポーツ活動が活発になり使いすぎによる運動器障害とともに運動不足からの運動器機能不全という二極化が進行し,障害が増加している現況への対策である.全国の小・中・高等学校のすべての児童生徒に実施するため,現行の学校健診の枠組みを活用して,家庭で運動器保健調査票を記入し,その結果に基づき学校医が直接検診を実施する.小児の運動器障害を減少させるために,保護者,学校教職員,学校医,整形外科医,教育委員会のさらなる連携が望まれる.
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