- 販売していません
- 文献概要
横浜市立大学医学部リハビリテーション科学教室は,臓器別医療の基本を踏まえたうえで患者個人を全人的に理解することにより,機能障害や能力障害を治療し,生活機能の改善を図ることのできるリハビリテーション医療の実践に取り組んでいます.そのため,急性期から回復期,生活期,終末期まで,そして新生児から小児,成人,高齢者までを対象とした横断的診療を行い,幅広い領域で活躍しています.
横浜市立大学リハビリテーション科は,独立したリハビリテーション診療科としてはわが国で最も早く,1968年に開設されました.以来,多くの専門医を育成し,横浜市内,神奈川県内の主要な医療機関への専門医の派遣を通して強固な医療連携を構築し,自治体の福祉行政とも良好な協力体制を確立しています.このような努力が実を結んで,横浜市では現在,他の自治体の模範となるような,急性期から生活期までの一貫したリハビリテーション医療,小児療育とリハビリテーションサービスが提供されています.大都市圏という多くの疾患や症例を経験できる地の利を生かして,急性期,回復期,生活期,社会復帰のすべてのステージにおけるリハビリテーション医療に対応することができ,関連施設には地域・在宅医療や小児疾患,頭部外傷,脊髄損傷などに特化した特徴的な施設も含まれています.また,2016年1月には横浜市立大学附属病院リハビリテーション科から横浜市立大学医学部リハビリテーション科学教室へと講座化され,臨床に加えて,医学教育や研究を含めた体制の強化,スタッフの増員が行われました.臨床研修と合わせて大学院における研究活動を行うことも可能となり,基礎研究や臨床研究を行うことによって学位も同時に習得することが可能です.
Copyright © 2017, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.