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特集 嚥下障害に対する新たなアプローチ
8 摂食嚥下障害に対するアプローチ:セラピストの立場から—脳卒中回復期を中心に
Therapeutic Approach for Dysphagia of Subacute Stroke
椎名 英貴
1
Hidetaka Shiina
1
1森之宮病院リハビリテーション部言語療法科
キーワード:
摂食嚥下障害
,
脳卒中
,
予後予測
,
訓練方法
Keyword:
摂食嚥下障害
,
脳卒中
,
予後予測
,
訓練方法
pp.683-686
発行日 2017年9月15日
Published Date 2017/9/15
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 脳卒中後の摂食嚥下リハビリテーションを進めるにあたり,予後予測に基づき,対象者を層別化し目標設定やアプローチ方法の検討を行う必要がある.重症例では,口腔ケアと姿勢管理による誤嚥性肺炎の予防が重要である.直接訓練開始例では,誤嚥を防止し効率的な経口摂取を確立するために,多様な訓練技法の中から最適な方法を選択する必要がある.軽度群では,食形態の調整に代表される代償的方法に頼るだけではなく,機能改善に向けての練習を積極的に実施すべきである.
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