Japanese
English
教育講座
血行障害による下肢切断のリハビリテーション
Rehabilitation of Lower Limb Amputation Due to Critical Vascular Disease
木村 浩彰
1
,
三上 幸夫
1
,
澤 衣里子
1
,
松本 彰紘
1
,
牛尾 会
1
Hiroaki Kimura
1
,
Yukio Mikami
1
,
Eriko Sawa
1
,
Kai Ushio
1
,
Akihiro Matsumoto
1
1広島大学病院リハビリテーション科
キーワード:
下肢切断
,
義足
,
血行障害
,
クリニカルパス
Keyword:
下肢切断
,
義足
,
血行障害
,
クリニカルパス
pp.134-139
発行日 2017年2月18日
Published Date 2017/2/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
下肢切断の現状:切断者数・医療費・社会保障費
糖尿病や閉塞性動脈硬化症による下肢血行障害は,人口の高齢化により増加している.下肢血行障害の最終段階である下肢切断は,人口10万人あたり年間20〜80人発生し,決してまれではない.アメリカの新規切断は年間19万人以上(血行障害54%,外傷45%,腫瘍2%)で,医療費は2009年度83億ドル,義肢の費用は最高23万ドルに達し,2050年には高齢化により切断数は倍増すると予測されている.また,高齢の下肢切断者は歩行困難になるので,医療費だけでなく社会保障費も通常の2倍になる.下肢切断に関わる医療費と社会保障費の増大は,日本だけでなく高齢化の進む先進国の大きな社会問題である.
Copyright © 2017, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.