連載 ISPRM招致活動記録・第10回
招致プレゼンと逆転勝利
道免 和久
1
1ISPRM実行委員会
pp.800-801
発行日 2016年10月18日
Published Date 2016/10/18
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- 文献概要
開会前夜のウェルカムパーティーでは,水間前理事長を中心に,才藤委員長や浅見理事などが,各国の代表に対して「個人的に」日本や神戸の良さを売り込みました.プロモーション活動に制限がありましたので,売り込んだ相手が日本に好意的な場合に限り,準備しておいたA4のフライヤーを手渡す方法をとりました.ところがオーストラリアは,シドニーへの招致を呼びかけるフライヤーを,堂々と学会の公式デスクに山積みしていましたので,私たちもフライヤーを横に山積みして対抗しました.このあたりのことを含めて,どこまでが許容されるプロモーション活動なのかは,最後まで不明のままでした.
また,パーティー会場の私たちの席にオーストラリアの担当者が挨拶に来られたのですが,「日本も頑張ってくださいね」と声をかける姿は余裕綽々に見えました.後からわかったことですが,すでにこの時点でオーストラリアの勝利が確実視されていたとのことです.パーティー会場では予想より多くの本学会会員を見かけましたので,本番までいろいろとお手伝いが必要になると伝えたところ,自然発生的に即席の「日本チーム」が現地で組織されました.何よりも心強かったエピソードの1つです.
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