連載 ISPRM招致活動記録・第12回【最終回】
今後の国際会議招致のために
道免 和久
1
1ISPRM実行委員会
pp.945-946
発行日 2016年12月18日
Published Date 2016/12/18
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この度の招致活動を終えて思うことは,招致成功と失敗では天地ほどの差があるということです.もし今回シドニーに敗れていたら,2018年のパリでのISPRMで2022年の招致に向けて再挑戦しなければならないところでした.すでに労力と能力を使い切っていましたので,おそらく何をどう改善すれば勝てるかわからない状況に陥ったことでしょう.それにも増して,改築のために存在すらしていないシドニーの会議場が最高の評価だったことを考えますと,日本中でそれに勝る会議場は現存せず,そのような会議場建設計画も(おそらく)ないことで,途方に暮れていたことと思います.
前回の「教訓」で述べた通り,もはや国際会議の招致は官民挙げての一大プロジェクトですので,政府,自治体,学会が一体となって活動する必要があると思います.常に10年先まで関連学会の招致を念頭に置きながら,開催地選挙の1年以上前からまずJNTO(日本政府観光局)に相談すべきだと思います.
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