Japanese
English
特集 リハ専門医が知っておくべき骨関節の3次元動態
3 水平内外転運動における肩甲骨の役割
The Role of Scapula during Shoulder Horizontal Abduction and Adduction
芝野 康司
1
,
菅本 一臣
2
Koji Shibano
1
,
Kazuomi Sugamoto
2
1信原病院整形外科
2大阪大学大学院医学系研究科運動器バイオマテリアル学
キーワード:
肩関節
,
肩甲骨
,
水平内外転運動
,
3次元動態解析
,
MRI
Keyword:
肩関節
,
肩甲骨
,
水平内外転運動
,
3次元動態解析
,
MRI
pp.754-757
発行日 2016年10月18日
Published Date 2016/10/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 肩関節運動は肩甲骨と上腕骨の共同運動であり,またリハビリテーション(以下,リハ)においてもその役割は重要視されている.しかし,肩甲骨の動きは外転運動などでは明らかにされているが,水平内外転運動に関しては,あまりよく知られていない.
また肩関節外旋位での水平内外転運動は,肩関節脱臼や投球動作のcocking phaseに相当し,脱臼術後のリハにおいても肩甲骨の動きが不十分であれば,可動域制限をきたす.健常人の肩関節水平内外転運動における肩甲骨の3次元動態解析を行い,肩甲骨の動態を解明することにより,肩関節の機能改善につながることを期待する.
Copyright © 2016, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.