Japanese
English
特集 神経筋疾患のリハビリテーション—up to date—
2 脊髄小脳変性症に対するリハビリテーション
Rehabilitation in Patients with Spinocerebellar Ataxia
服部 憲明
1
Noriaki Hattori
1
1森之宮病院神経リハビリテーション研究部
キーワード:
脊髄小脳変性症
,
運動失調
,
集中リハビリテーション
,
CAR trial
,
自主練習
Keyword:
脊髄小脳変性症
,
運動失調
,
集中リハビリテーション
,
CAR trial
,
自主練習
pp.520-523
発行日 2016年7月18日
Published Date 2016/7/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 脊髄小脳変性症は小脳性運動失調を主症状とする進行性の神経変性疾患である.運動学習に重要な小脳そのものが主病変部位であるが,これまで,リハビリテーション(以下,リハ)がどれくらい有効であるかについて十分に検討されていなかった.最近の研究から,短期集中リハにより,運動失調症状が改善し,その効果が半年〜1年程度持続することが明らかになった.いかに長期的に機能改善を維持することができるか,あるいは,より重症な患者へ対応できるかなどが今後の検討課題である.
Copyright © 2016, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.