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昭和大学リハビリテーション医学講座は,1991年に森義明初代教授により開設された昭和大学病院リハビリテーション医学診療科を前身としたもので,学内でも若い教室になります.現在は准教授や講師となった当時の研修医5名が整形外科や小児科など,さまざまな科に所属しながら,リハビリテーション科医を目指すところから開設への動きが始まり,整形外科出身の森初代教授や水間正澄現教授の支えにより実現したという他にはないエピソードがあります.その後,医局は少しずつ大きくなり,2009年にリハビリテーション医学教室として講座となりました.規模としては現在も小さな医局ながら,臨床・研究・教育に力を注いでおります.教室員の出身大学はさまざまで,整形外科,内科,皮膚科など他科から転科した医師も多く,それぞれのバックグラウンドを生かしながら診療に従事しています.
昭和大学は医学部・歯学部・薬学部・保健医療学部(看護学科・理学療法学科・作業療法学科),8つの附属病院を有する医療系総合大学です.建学理念は「至誠一貫」で,一貫して真心を尽くして人々の暮らしを支える医療を提供することを考えています.東京都23区内,神奈川県横浜市北部に複数の附属病院を有しており,現在診療の中心の場は横浜市青葉区にある昭和大学藤が丘リハビリテーション病院ですが,昭和大学藤が丘病院,昭和大学横浜市北部病院,昭和大学江東豊洲病院,昭和大学病院などと連携をとりながら診療を行っています.大学病院としては数少ない回復期病床を有しており,昭和大学関連の急性期病院から連携した診療を行っております.三次救急を有する急性期病院である昭和大学藤が丘病院とは隣接しており,急変時の対応をお願いしたり,転院依頼のある患者を実際に診察しに行ったりすることも可能です.当科出身医の開業した近隣の在宅療養支援診療所などとも連携をとりながら,回復期退院後の生活期にもかかわりがもてるように工夫しており,患者の一時期だけをみるだけでなく長期的な視野を学べるようにしています.専門外来では小児外来,ボトックス注射を含む痙縮外来などを行っています.
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