教室紹介
昭和大学/三重県立大学
滝口 都三
pp.611-612
発行日 1968年5月1日
Published Date 1968/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412200352
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教室の歴史
当教室は昭和3年の昭和医学専門学校設立と共に皮膚泌尿器科教室として開設,以来40年の歳月を閲する。初代荻原省三教授は所謂創業の基礎を固め,27年間在職,昭和30年逝去された。その間,昭和13年4月植田貞三教授が泌尿科講座と臨床外来講義を分担されたが,昭和18年に出征。その後任として来られた故楠教授(前阪大教授),小嶋理一教授(現東医大教授)も相次いで出征されるという暗い谷間の一時期があつた。
昭和21年昭和医科大学,同39年薬学部の新設と共に昭和大学医学部と改称された。泌尿器科教授としては篠田倫三教授についで,昭和26年より赤坂裕教授が在職しておられる。荻原教授病臥中,昭和29年4月群馬大学皮膚科教室より,橋本謙教授が赴任され,事実上,泌尿器科との分離をみた。当時教室員の数も少なかつたが,次第に,その数を増し,充実の度を加えていつた。助教授は鳥山悌(現都立荏原病院皮膚科医長),関建次郎(現横浜市大助教授)の両先生についで,39年に東大皮膚科教室より藤沢助教授が赴任された。
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