新 病院建築・39
昭和大学病院入院棟
向田 勇三郎
1
,
寺嶋 修康
1
1ARCOM
pp.253-259
発行日 1981年3月1日
Published Date 1981/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207421
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
我が国の病院建築の発展は,近年著しいものがある.診療部門については,西欧の病院と比較しても,決して優るとも劣らない施設となりつつある.しかし病棟部門の質の差は著しく,質的向上が望まれている.病棟の充実とは,患者の主たる居住空間としての「ゆとり」であり,ひいては病院全体の「ゆとり」を目指すものである.今回の設計に当たって,この「ゆとり」を確保することを目標とし,ある程度それを達成できたと思っている.
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.