第51回 日本リハビリテーション医学会 学術集会 パネルディスカッション◎小児リハビリテーションの展開
小児専門病院における発達障害児に対する取り組み
橋本 圭司
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1国立成育医療研究センターリハビリテーション科/発達評価センター
pp.611-614
発行日 2015年10月18日
Published Date 2015/10/18
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はじめに
発達障害児へのリハビリテーション(以下,リハ)は,近年,1980年代までの知的障害を中心とした対象だけではなく,知的障害が無いか乏しい対象,すなわち軽度発達障害をも視野に入れるようになった.特にここ10年は,高機能広汎性発達障害児・者の急増,広汎性発達障害概念の拡大,発達障害者支援法の成立による意識の変化などが背景にあると思われる.
国立成育医療研究センターでも,慢性疾患や低出生体重児などの発達に関するリスクを抱えた小児を継続的に診療していることが多く,発達のフォローアップの必要性は年々高まっている.本稿では,小児専門病院における発達障害児に対するいくつかの取り組みを紹介する.
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