シリーズ・東日本大震災に際して
《シリーズ・東日本大震災に際して》を始めるにあたり
長岡 正範
1
1編集委員会
pp.575
発行日 2011年8月18日
Published Date 2011/8/18
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- 文献概要
2011年3月11日の東日本大震災では,地震と大津波によってたくさんの命が失われました.我が国では,1995年1月17日の阪神・淡路大震災の経験から災害派遣医療チーム(Disaster Medical Assistance Team:DMAT)の必要性が認識されており,3月11日の直後から多数のチームが東北地方に入り活躍しました.日本リハビリテーション医学会では,里宇明元理事長から12日にはメールが送られ,高齢者・障害児者の生活支援,リハビリテーション(以下,リハ)医療支援,廃用・二次障害予防への対応などリハが担うべき事項が,初期対応に引き続き重要になるであろうという方針が提示されました.余震が続き電力供給の滞るなかで,本来のリハ科医の役割を確認するようにという強いメッセージであったと思います.
Jpn J Rehabil Medでは,48巻4号に里宇理事長の「東日本大震災に際して 何をなすべきか,何ができるか」を掲載いたしました.編集委員会では,学会誌としてリハ科医のなすべきこと,行ったことを特集として記録すること,その内容を外国にも伝えることができるよう,短い英語のアブストラクトを付けた総説として掲載することを決定しました.
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