第47回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/鹿児島 《シンポジウム》排尿障害のリハビリテーションの進歩―座長/岩坪 暎二・吉田 輝
神経因性膀胱の診断と治療の進歩
井川 靖彦
1,2
1東京大学大学院医学系研究科コンチネンス医学
2元 信州大学大学院医学系研究科泌尿器科学
pp.87-94
発行日 2011年2月18日
Published Date 2011/2/18
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はじめに
神経因性膀胱とは,神経疾患によって生じる膀胱およびその排出路(併せて下部尿路と呼ぶ)の機能障害の総称であり.本来,神経因性下部尿路機能障害(Neurogenic Lower Urinary Tract Dysfunction:NLUTD)と呼ぶべき病態である.本稿では,1.神経因性下部尿路機能障害(NLUTD)の病態診断,2.治療の目的・原則,3.初期治療方針,4.専門的治療方針,5.神経障害部位別の主な治療指針,6.保存的治療,7.外科的治療について概説する.
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