増刊号特集 泌尿器科外来診療—私はこうしている
Ⅵ.診断・治療のための必須知識
神経因性膀胱
高木 隆治
1
Ryuji Takagi
1
1新潟労災病院泌尿器科
pp.241-245
発行日 2000年3月30日
Published Date 2000/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902932
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1 はじめに
神経因性膀胱は決して稀な疾患ではない。それにもかかわらず,やや敬遠されがちの疾患のように思われる。その理由の1つは,神経因性膀胱の原疾患が神経内科,脳神経外科,整形外科など他科領域に関係するため,当該科との連携およびある程度の知識が必要なこと1),もう1つは,pressure flow studyなどの特殊な検査をしなければ診断・治療ができないとの誤解があるように思われる。本稿では,その点に留意して概説する。
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