第47回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/鹿児島 《シンポジウム》リハビリテーション促進的薬物治療の新たな展開―座長/田中 信行・江藤 文夫
蛋白同化ホルモンのリハビリテーションへの応用
岡本 さやか
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1藤田保健衛生大学七栗サナトリウム
pp.313-317
発行日 2011年5月18日
Published Date 2011/5/18
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はじめに
リハビリテーション(以下,リハ)において,筋力増強,日常生活動作(ADL)向上をめざすことは重要な課題となっている.当院でも,回復期リハ病棟においてFIT program(Fulltime Integrated Treatment)を導入し,ADL向上に努めている.しかし,実際は,麻痺が重度であったり,意欲低下や,廃用,併存症などから,十分な筋力増強訓練を行えない患者が多くみられる.そこで我々は,このような患者でも,より一層の筋力増強,さらにはADL向上が得られないか,と考え,蛋白同化ホルモン(Anabolic Steroid:AS)に着目した.
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