第4回 リハビリテーション科専門医会 学術集会/諏訪 小児リハビリテーション問題例の検討―座長/岡川 敏郎
痙縮抑制装具療法が有効であった痙直型両麻痺の1症例
高橋 秀寿
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1杏林大学医学部リハビリテーション医学教室
pp.615-619
発行日 2010年9月18日
Published Date 2010/9/18
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はじめに
これまで,痙直型脳性麻痺,特に両麻痺で歩行可能な症例では,主につま先歩行によって痙縮を利用して前傾歩行しており,歩容改善目的で短下肢装具を作製しても,歩行速度が遅くなる,装着が面倒などの理由で,装着してもらえないことが多かった.
そこで,装着の容易な足底装具に着目し,痙縮を抑制する工夫を行った.さらに,実際の歩行で,痙縮や歩行周期がどのように変化するかを,トレッドミルおよび表面筋電図を用いて解析した.
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