第46回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/静岡 《専門医会》専門医としてリハビリテーション処方はどうするべきなのか―座長/石合 純夫・正門 由久
下肢切断患者への処方―糖尿病合併例,腎不全例など―
横井 剛
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1横浜市立大学附属病院リハビリテーション科
pp.458-462
発行日 2010年7月18日
Published Date 2010/7/18
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はじめに
日本においては近年末梢血行障害による下肢切断者の割合が増加してきており,年齢も高齢化の様相を呈している.これらの切断の原因疾患としては糖尿病と閉塞性動脈硬化症が非常に大きな割合を占めている.これらの疾患においては全身の血管の障害による合併症を伴っていることも多くリハビリテーション(以下,リハ)を進めていく上で大きな問題となる.また近年は医療費の関係からより短い期間で最大の効果をあげることも求められている.そのような流れのなかで,これらすべてに配慮した適切なリハを進めていくことがリハ科の医師(専門医)に求められている.今回糖尿病や腎不全などを合併した下肢切断者の症例を提示しリハ処方について検討する.
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