Japanese
English
症例報告
下肢切断を合併した片麻痺患者のリハビリテーション
Rehabilitaton of the Hemiplegic Amputee.
永田 雅章
1
,
梶原 敏夫
1
,
千野 直一
1
,
石田 暉
2
,
斎藤 正也
3
Masaki Nagata
1
,
Toshio Kaziwara
1
,
Naoichi Chino
1
,
Akira Ishida
2
,
Masaya Saito
3
1慶應義塾大学医学部リハビリテーション科
2東海大学医学部リハビリテーション科
3慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
1Deparment of Rehabilitation Medicine, Keio University School of Medicine.
2Department of Rehabilitation Medicine, Tokai University School of Medicine.
3Keio University Tsukigase Rehabilitation Center.
キーワード:
片麻痺
,
下肢切断
Keyword:
片麻痺
,
下肢切断
pp.639-642
発行日 1984年8月10日
Published Date 1984/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105226
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
日常の臨床において,片麻痺と下肢切断という重複障害をもつ患者に遭遇することは比較的まれである.片麻痺と下肢切断は,おのおの単独でも大きな障害であり,この2つの障害が合併した場合には,そのリハビリテーションは非常な困難が予想される.また,過去の文献においても,このような障害者のリハビリテーションについて述べてあるものは,極めて少ない1~5).
われわれは,この重複障害を持った患者をほぼ時期を同じくして2例経験し,歩行・ADLに関して良好な結果を得たので報告する.
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.