第46回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/静岡 《シンポジウム》骨関節疾患リハビリテーション―Up to date―座長/吉永 勝訓・住田 幹男
関節リウマチの新しい治療体系におけるリハビリテーションの意義
村澤 章
1
,
中園 清
1
,
石川 肇
1
,
大谷 博
2
,
青木 可奈
2
1新潟県立リウマチセンターリウマチ科
2新潟県立リウマチセンターリハビリテーション科
pp.271-275
発行日 2010年5月18日
Published Date 2010/5/18
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はじめに
近年,関節リウマチ(以下RA)の治療は新規薬剤の開発によって大きく変革している(図1).特に1999年本邦に導入されたメトトレキサート(MTX)や,2003年以後の生物学的製剤により,強力な抗炎症が得られ,RAの早期における関節破壊の進行阻止も可能になった.そのため早期診断,早期抗リウマチ薬の使用が推奨される新たなリウマチ治療体系ができあがった(図2).それに伴ってリハビリテーション(以下,リハ)アプローチも初期の障害が可逆的な時期の早期リハの重要性がクローズアップされてきた(表1).
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