Japanese
English
研究
生活混乱期における訪問リハビリテーションの役割と効果—転倒,ADL自立度,活動性に着目して
The effects and roles of home-visit rehabilitation during life turmoil: focusing falling, independence of activities of daily living, activity
海津 陽一
1
,
服部 将也
2
,
飯塚 晃弘
3
,
宮田 一弘
4
Yoichi Kaizu
1
,
Masaya Hattori
2
,
Akihiro Iizuka
3
,
Kazuhiro Miyata
4
1日高病院リハビリテーションセンター
2群馬県立心臓血管センター
3平成日高クリニック
4茨城県立医療大学
キーワード:
生活混乱期
,
転倒
,
退院直後
,
訪問リハ
Keyword:
生活混乱期
,
転倒
,
退院直後
,
訪問リハ
pp.117-122
発行日 2020年5月15日
Published Date 2020/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003201183
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Abstract:【目的】訪問リハ利用者の退院直後からの転倒頻度,福祉用具貸与,住宅改修の実施状況を調査し,生活混乱期における訪問リハの役割と効果を検討する。【方法】対象は退院直後から訪問リハを利用開始した47名とした。後方視的に転倒,福祉用具貸与,住宅改修の有無を退院から180日まで30日ごと(Ⅰ期〜Ⅵ期)に調査し,各時期の比較を行った。またⅠ期とⅣ期にBI,FAIを調査し,比較を行った。【結果】転倒件数は,Ⅰ期では全転倒件数の42.9%を認め,その後は漸減した。福祉用具貸与(68.4%)・住宅改修(61.5%)も同様の傾向を認め,Ⅰ期ではその他の時期と比較し実施数が多かった。BIは維持され,FAIは向上を認めた。【結論】退院直後の訪問リハ介入は福祉用具貸与,住宅改修を実施することで転倒を防ぐ役割と効果がある可能性が示唆された。同時に,訪問リハを利用することでADL自立度が維持され,活動性が向上する結果となった。
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