Japanese
English
事例報告
視神経脊髄炎を有する重度要介護者への訪問リハビリテーションのかかわり
A case study of a home visiting rehabilitation to Neuromyelitis optica having severely handicapped person.
原田 脩平
1
Shuhei Harada
1
1公設宮代福祉医療センター六花リハビリテーション室
キーワード:
訪問リハ
,
神経難病の在宅支援
,
介護負担の軽減
Keyword:
訪問リハ
,
神経難病の在宅支援
,
介護負担の軽減
pp.386-391
発行日 2019年11月15日
Published Date 2019/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003201128
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Abstract:今回,神経難病の1つである視神経脊髄炎と診断された60歳代女性に対して退院直後の在宅生活再建から看取りまでの期間で訪問リハを実施した。発症から2年が経過し日常生活は全介助という重度の障害がある中で,在宅生活を継続するための訪問リハとしてのかかわりを報告する。重度の介護が必要なことに加え医療依存度が高い状況にもかかわらず,主介護者は夫一人ということもあり,あらゆるサービスが導入された。訪問リハとしては,福祉用具・介助方法の支援,疼痛ケア,食事・口腔ケアでのかかわりが大きかった。また,主介護者である夫に対して病状に応じた助言や相談を行うことで,重度の介護が必要にもかかわらず最期まで在宅生活を継続することに寄与できた。日々変化していく病状の中で,療養生活を支援していくためにもリハのかかわりは重要である。
Copyright © 2019, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.