特集 生活を彩るさまざまなサービス
当事者が普通に履きたい靴をつくる—私が自分らしく生きるためにあきらめなかったこと
布施田 祥子
1
1株式会社 LUYL(ライル)
pp.23-27
発行日 2020年3月15日
Published Date 2020/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003201158
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ある日突然襲った病。作業療法士さんとの出会い
まず,私自身のことからお話しします。10代の頃からおしゃれ好きで,アパレルやジュエリー業界で働きつつ,自分らしいファッションを楽しんでいました。特に靴が大好きで,一時は100足近くの靴を持っていました。
その後結婚,妊娠し,そして出産を迎えた2011年の夏,出産後8日目に倒れ,大静脈血栓症と脳内出血を併発しました。12日間意識を失い,医師からは「寝たきりになる可能性がある。リハビリで良くなっても車椅子生活になるだろう」と告げられたにもかかわらず,家族の支えと「大好きな嵐のコンサートに行くんだ」という強いモチベーションをもち,リハビリに臨みました。
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