特集 地域に「はたらく」をつくる
各地のモデル事業—仲町観音通り商店街で働く
満野 厚美
1
1特定非営利活動法人にこにこくらぶ
pp.408-409
発行日 2018年6月15日
Published Date 2018/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200873
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はじめに
私たちは,2005年,「どんな障害があっても仕事を!」をスローガンに障害の子をもつ母親13名で開設した,佐賀県伊万里市で漬物の製造販売を行う小さな作業所です。
2017年4月,日本財団「はたらくNIPPON!計画」の支援と助成を得て,市の中心商店街であった仲町商店街に飲食店「漬もん屋鉢瓶」をオープンしました。「鉢瓶」は,約150年前,呉服屋であった商家を改修し,作業所の主力商品である漬物の販売と,伊万里の食材と器を使ったランチの提供をしています。店内には,展示カウンターや囲炉裏,そして,三基の釜戸を備え,小上がり席,テーブル席,カウンター席の27席を配置しています。現在,知的・身体・精神に障害のあるスタッフ6名と,調理師を含む支援スタッフ6名が交替で,火曜日を除く午前11時から午後4時まで営業をしています。
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