特集 地域を支える多職種協働
在宅高齢者・障害者を支える義肢装具士の役割と課題
大西 忠輔
1,2
,
坂井 一浩
3,4
1昭和伊南総合病院
2地域先進リハビリテーションセンター駒ヶ根市役所民生部地域保健課
3日本義肢装具士協会
4人間総合科学大学保健医療学部リハビリテーション学科
pp.839-843
発行日 2017年10月15日
Published Date 2017/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200715
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はじめに
平成25年国民生活基礎調査の概況によれば,高齢者の要介護状態発生原因では「脳血管疾患」が18.5%と最も多く,続いて「認知症」15.8%,「高齢による衰弱」13.4%,「骨折・転倒」12.2%の順となっている。本稿では,このような高齢者を取り巻く問題の解決や,地域の障害者を支える観点から義肢装具士が行い得る貢献について,要介護状態の発生原因の第1位と第3位である「脳血管疾患」「高齢による衰弱」について検討し,併せて制度や多職種連携などに関する課題について論ずることとする。
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