特集 これからの地域看護のかたち—施設篇
施設等における看護の役割と展望
沼田 美幸
1
1公益社団法人日本看護協会医療政策部
pp.760-766
発行日 2016年12月15日
Published Date 2016/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200495
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日本は団塊の世代が75歳以上となる2025年には,人口の約1/5が75歳以上になると推測されており,その後も高齢化が進展するとされている。
わが国は2025年を見据え,医療や介護が必要な状態になっても,できる限り,住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができるよう,地域を基盤とした「地域包括ケアシステムの構築」を推進している。地域において医療・介護の連携を強化し,包括的かつ継続的な在宅医療・介護を受けることができる環境を整備していくことが喫緊の課題であり,これまでのような病院完結型から,住み慣れた地域で医療や介護を受けながら療養する人々を,人生の最期まで支えられるようにさまざまな機能を強化していく必要がある。
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