特集 地域を支えるリハビリテーション・カンファレンス
市町村での地域ケア会議の展開
個別地域ケア会議は望む生き方を支援する場—医療機関に勤務する作業療法士の視点で感じたこと
牧 卓史
1
1医療法人さとう記念病院
pp.374-377
発行日 2016年6月15日
Published Date 2016/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200389
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はじめに
筆者は,平成27年度より岡山県津山市の個別地域ケア会議(以下,ケア会議)にリハビリテーション専門アドバイザー(以下,リハ専門職)として参加している。地域保健総合推進事業の調査では「個別ケースの自立支援に関するケアマネジメントの支援を行う地域ケア会議」において,必要とする職種にリハ専門職を挙げた自治体は75%と医療職の中で最も高く1),地域包括ケアシステムの構築に必要とされている職種であると実感している。
今回は,これからケア会議に参加されるリハ専門職,また,多職種の方にも参考になるよう,リハ専門職がケア会議に参加する意義,ケア会議で気を付けていること,ケア会議でリハ専門職に求められること,今後の課題,展望についてお伝えしたい。
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