特集 地域を支えるリハビリテーション・カンファレンス
地域リハ支援センターでの地域ケア会議推進への取り組み
地域を支える地域ケア会議におけるリハ専門職の位置づけとかかわり方
木野田 典保
1
,
石濱 裕規
1
,
神藤 由利
1
,
齋藤 健一
2
,
常盤 洋
3
,
松日樂 貴裕
4
1東京都南多摩保健医療圏地域リハビリテーション支援センター
2八王子市地域包括支援センター高尾
3八王子市地域包括支援センター寺田
4医療法人社団小松会聖パウロ病院
pp.378-384
発行日 2016年6月15日
Published Date 2016/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200390
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
医療と介護の連携を軸とした法律である「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律」(医療介護総合確保推進法)が公布され(平成26年6月25日),同法に基づき介護保険法が一部改正された。その1つとして,地域ケア会議は,介護保険法の中で「市町村は,包括的・継続的ケアマネジメント業務の効果的な実施のために,介護支援専門員,保健医療及び福祉に関する専門的知識を有する者,民生委員その他の関係者,関係機関及び関係団体により構成される会議を置くように努めなければならない(第6章,第115条の48,平成27年4月1日施行)」と法制化された1)2)。全国の地域包括支援センターは,この会議に課せられた機能の多様さに戸惑いながらも,その1歩を踏み出そうとしている。
本稿では,東京都南多摩保健医療圏地域リハビリテーション支援センター(以下,当支援センター)の支援事業の紹介とともに,その活動の中でかかわった地域ケア会議を通して,リハ専門職の位置づけとかかわり方について考察する。
Copyright © 2016, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.