Topics
国際協力の現場より—障害当事者の海を越えた活躍
合澤 栄美
1
,
奥平 真砂子
2
1国際協力機構(JICA)人間開発部社会保障チーム
2コロンビアにおける「障害のある紛争被害者のソーシャルインクルージョン」プロジェクト
pp.52-56
発行日 2016年1月15日
Published Date 2016/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200296
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
1 開発途上国における障害インクルーシブな社会づくりに向けた国際協力—JICAによる協力方針とコロンビアにおける取り組み
独立行政法人国際協力機構(以下,JICA)は開発途上国(以下,途上国)の障害と開発の課題に取り組むにあたり,日本と途上国双方の障害者が中心となり,周囲の人たちと協力して事業を進めることを重視しており,これまでも多くの日本人障害者が国際協力に貢献してきている。現在,電動車いすを利用している奥平真砂子さんが,技術協力プロジェクトの長期専門家としてコロンビアに滞在し,チーフアドバイザーとして活躍中だ。本稿では,障害と開発に関するJICAの協力方針,特になぜ障害者自身の参加を重視しているのかという点を説明し,コロンビアで実施中のプロジェクトの概要を紹介する。
Copyright © 2016, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.