連載 「食べる」を支援するために 知っておきたい嚥下障害 最新知識・第4回
嚥下内視鏡検査(VE)
武原 格
1,2
1国際医療福祉大学
2化学療法研究所附属病院リハビリテーション科
pp.524-526
発行日 2015年7月15日
Published Date 2015/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200162
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はじめに
近年,在宅や施設で生活している嚥下障害患者に対して,訪問診療や訪問リハによる嚥下障害治療が活発化してきています。在宅や施設では,病院のように医療機器が十分にそろっていないため,嚥下機能評価には持ち運び可能な機器が必要となります。前回,機器を用いた嚥下機能評価として,嚥下造影検査(videofluoroscopic examination of swallowing:VF)について解説しました。嚥下機能を評価するもう1つの機器である嚥下内視鏡検査(videoendoscopic examination of swallowing:VE)は,機器一式がコンパクトにまとめられています(図1)。今回VEについて,その特徴と検査の限界点,VFとの比較について解説します。
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