増刊号 結果の読み方がよくわかる! 耳鼻咽喉科検査ガイド
Ⅶ.嚥下障害の検査
嚥下内視鏡検査
長尾 明日香
1
,
兵頭 政光
1
1高知大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
嚥下機能評価
,
咽頭期嚥下機能
,
嚥下内視鏡検査
,
着色水
,
スコア評価法
Keyword:
嚥下機能評価
,
咽頭期嚥下機能
,
嚥下内視鏡検査
,
着色水
,
スコア評価法
pp.256-261
発行日 2022年4月30日
Published Date 2022/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203017
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POINT
◆複数ある嚥下内視鏡検査(VE)の評価項目を短時間で客観的に把握,評価するにあたり,スコア評価法が有用である.
◆スコア評価法では基本的に3mLの着色水を嚥下させる.減量やトロミ添加などの変更を加えた場合は,それをふまえて結果を解釈する必要がある.
◆VEで評価できるのは主に咽頭期嚥下に限られるため,総合的な嚥下機能評価や予後予測の際には,口腔期嚥下機能や認知機能のほか,病状経過および日常生活動作(ADL)を含めた全身状態などをふまえて判断することが重要である.
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2027年4月).
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