巻頭言
大きくもう一歩踏み出そう,リハスタッフ諸君!!
橋本 茂樹
1
1札幌西円山病院リハビリテーションセンター
pp.460-461
発行日 2015年7月15日
Published Date 2015/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200146
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『さあ,もう半歩地域に踏み出そう!』というテーマで一般社団法人回復期リハビリテーション病棟協会機関誌の2011年1月号の巻頭言に書かせていただいた。もう4年前になる。回復期リハ病棟(以下,「回復期」)のスタッフも地域を視野に活動範囲を考える必要があるという思いからだった。あの頃はまだ『「回復期」が地域を考えるなんて,そんな余裕は…』という雰囲気だったのを覚えている。
今は回復期リハ病棟も地域の医療システムの中の一角を占め,地域包括ケアシステムの中での重要なリハの供給源としてとらえられるようになってきた。もともと,リハ資源とリハのノウハウの宝庫である。あの頃,遠慮して「もう半歩」と書いたが,地域へ「大きく一歩」の踏み出しが今,望まれている。
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