連載 いのちの響き・21
大きくなあれ
宮崎 雅子
pp.830
発行日 2000年10月25日
Published Date 2000/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902493
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大輔君は36週の時,胎児仮死・子宮内発育遅延のため,急拠帝王切開で生まれた。体重1448グラム。2か月間,保育器で過ごす。
母の友子さんは母乳を絞って,毎日病院に届けた。どうか元気になりますようにと夫婦で祈る日々が続く。検査のたびに泣き叫ぶわが子の声を聞くと,胸が張り裂けそうだったという。
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