特集 地域における言語聴覚士の仕事—これからの展望
地域リハの実践に挑戦する言語聴覚士—訪問リハ事業所の取り組み
大平 裕太郎
1
,
和田 健
1
1株式会社言語ビズ ことの木リハビリステーションうちごう
pp.240-244
発行日 2015年4月15日
Published Date 2015/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200080
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はじめに
言語聴覚士(ST)は有資格者の約7割が病院などの医療機関に勤務しており1),地域リハや訪問リハなどに携わるSTは少ない現状にある。筆者らは,STが地域で仕事をするための実践的な取り組みとして,復興特区訪問リハ事業所制度を活用しながら,訪問リハだけでなく,小児の言語発達支援,通所介護施設での言語訓練など,地域の中で幅広くリハを提供する事業所を設立した。最初に,当地域における事業所の社会的背景と必要性について述べ,設立や運営の実際,今後の課題などについて報告する。
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